脳卒中発症、入院10日目~。

今日で脳出血で入院してから10日目になります

点滴も外れ、体に取り付けてあるのは
心電図モニターだけとなりました。

思い起こせば
脳出血を発症して病院に担ぎ込まれた時は
鼻には酸素チューブ
左手には点滴
胸に心電図モニター
尿道にはチューブ(カテーテルって言うらしい)
おまけに紙おむつでした

それが10日後には
ほとんどが外されて、歩けるほどに回復しました
程度が軽かった事とすぐに救急車を呼べて緊急処置をしてもらえたことについては
救急隊員さんと病院の先生達及び、
神様にも感謝せねばなりません
朝食1



朝、8時に運ばれてきた朝食を食べ、
すぐに降圧剤やコレステロールの薬などを飲みます

20分ほどして
薬を飲んだかどうかを薬の空き袋を確認に看護婦さんがやってきます

〇〇さーん、調子はどうですか?
お変わりないですかぁ?
お通じはありましたか?
体温を計りますね~
両手を挙げて下さい
両足を上げてみて下さい
はい、大丈夫ですね


毎日、ご苦労さまです「看護婦さん」

脳卒中患者、ついに病院を抜け出してしまう。


今日は、こっそりと病院外に出てみようと思います

病院のパジャマに上着を一枚羽織り
エレベーターに乗って1階へ。

総合受付を通り過ぎるとそこへは外界と通じる扉が・・・
その扉は声をかけなくても開いてくれるのです
(自動ドアだからね)

その外界へと通じる扉が開いた瞬間
肌をさすような冷たい空気に
うぅっ、寒っ!

そりゃそうですよね。
2月という真冬に10日間も温度管理をされた病室にいたのですから・・・
病院の温度と外の気温との差を感じながら
こりゃもう一度、脳出血を発症するかもな・・・
とつぶやきながら病院の外へ歩き出します

少し歩くと麻痺の残る左足がどうしても引きずり始めます

踵から着地、踵から着地」と唱えながら歩く
そう意識しながら歩くと、つま先が上がるようになるので
足を引きずる回数が減ります


白い息を吐きながら、ゆっくり歩くが、やはり
なまった身体なのですぐに疲れます。

その上、手が冷たくなってきて上着のポケットに手を突っ込みたくなる
しかし、ポケットに手を突っ込んだまま倒れると絶対に危ないと感じ
ポケットには手を入れずに歩く。

脳卒中患者、マラソンの君原選手の言葉に励まされる。


すこし先に見える電柱まで歩こう
次はもう一つ先の電柱まで歩こう
そう、つぶやきながら歩いていく。

歩いている途中、「街灯まで、電柱まで」って言いながら
走っていた人が誰だか気になる
え~っと、誰だったかな~
う~んと、う~んと。
そうだオリンピックマラソンの銀メダリストの
君原選手だ。


その君原選手の言葉を胸に再び歩いていきます


やがて、君原選手の言葉に励まされた私は
あることに気が付きます。

後ろを振り返ると私の病院が遥か彼方に・・・・
え~っ、こんなに歩いたのぉ~?

あ~疲れた。もう、歩いて帰れねー
そうだタクシーを呼ぼう!
って、財布なんて持ってねーし・・・・

タクシーを呼ぶことをあきらめて、
病院まで歩いて帰るのでした。

とにかく病院に帰り着くことしか頭になかった私は
周りを歩く人達を見て歩くような余裕なんて全くなかったのですが
私の歩く姿は、まるでゾンビが歩く姿とそっくりに見えたことでしょうね

脳卒中患者、散歩に必要なもの。

冬の散歩は暖かくして、手袋持参で。
(夏の散歩はタオルとお茶などを持って早朝か日が暮れてから)
それと最初から無理をしないことですよね~
何があっても対応できるように電話と、財布を持参してくださいね。
えっ、「スマホ持ってりゃ電話もできるしタクシーやコンビニの支払いにも使えるわい」
ですって?
そうでした~



             つづく