脳出血を発症
H30年2月7日午後13時過ぎ。
気温は0度、抜けるような青空の中、その時が来ました。
サイレントキラーが私を襲った瞬間です。
今日は、私が脳出血を発症した時のお話です。


今日は気温が上がっていないようで
午後になっても喉を通る空気が冷たい。

車から降りた私は見積もりを作るためメジャーとメモ帳を持って
誰もいない現場で寸法取り。

突然、何の前触れもなく少し眼の前の景色が揺れる。
「ん?貧血か?・・なったこと無いけど・・」
計測した寸法をメモ帳に書き込んでいると
視界もなんだか少し狭くなったような気がする。

「あえ?おかひいろ?」(あれ?おかしいぞ)
独り言をつぶやいてみるが上手く喋れない。

少しの間、座っていよう 楽になるだろう・・・・

10分程でしょうか?
しばらく腰掛けていましたが楽になることはなく、
左腕の動きが鈍くなっている自分に気がつきます。

「このままじゃ駄目だ」

改めて立とうと思ってみたら 今度は左足に力が入らない。
その上 とても、気持ちが悪い。
足を引きずるように歩いて自分の車で横になる。

少しためらったが意識が朦朧としだしたので
携帯電話で救急車を呼ぶことにする

携帯電話を開いて電話をかけようとするが
電池がほどんどない。
「そ、そうだ。昨夜、飲みすぎて充電するのを忘れちゃったんだ~」

「もし、この状態で携帯の電池が切れたら
私は誰にも連絡が取れず、誰にも発見されることもなく死んでしまうぞ。」

恐怖に怯えながら、なんとか電池が持つことを願いつつ119番にかける。


急「火事ですか救急ですか?」
私「もひもひ」(もしもし)
急「どうされました?」
私「手とあひにひからあはいあなひ」(手と足に力が入らない)
急「場所はどちらですか?」

もう、この頃には場所をはっきりと説明できてはいない。
ほとんど喋れていないのですから・・・

それでも救急車は来た!
この私を助けに!
こんな飲ん兵衛の私をだ!

いつもはサイレン音を聞くと「うるさいなぁ」と感じていた私でしたが
この時ほどサイレンの音が近づいてくるのを頼もしく感じたことはありませんでした。
(勝手だな)

後で知った事ですが、どうも場所は特定できるようですね。
携帯電話で119番通報したときに、GPS衛星を利用することにより
通報場所を算出することができるらしい。
その技術を【位置情報通知システム】って言うんだって。
だから今回のように場所をはっきりと喋れなくても大丈夫だったのです。

 長生きはするもんじゃて。


車の中で横になっていた私でしたが救急車のサイレン音がより近づいてきたのを聞いて
車内にお置いてあった財布と免許証を探っていました
ようやく財布と免許証をポケットにねじ込んだときに待ち焦がれた救急車が眼の前に見えました
動く側の右手でウィンカーのレバーを手前に引いてパッシングすると
3人の救急隊員が私を見つけてストレッチャーに乗せ救急車に運び込んでくれました。




 
救急車に乗せられた私の意識を確認するために
救急隊員さんは
「大丈夫ですか、大丈夫ですか」と
何度も何度も同じことを聞いてくる。
(あのー、大丈夫だったら救急車呼んだりしませんって)
住所やら名前やら家族の話を矢継ぎ早に聞かれるのですが
答えようとするのですが頭がシャッキリしていないので
頭をブルブル振っていると駄目だと静止される

(そりゃそうですよね、この時、私の脳の中には血が溢れていたのですから)
その後、鼻に透明の酸素チューブをつけられる


                 つづく


■今日は、何か一つでも脳卒中に関して参考になりましたでしょうか?